01.Story Box -流転の光- | |
種別:派生(シリーズ:表題) 関連楽曲:全シリーズ表題曲(繋がってはないですが) 「すとぼは表題曲が完成すれば、アルバムが出せる」というところで、 この曲自体はかなり前から完成していて、ずっと歌詞が入るのを待っていた曲です。 というのも、すとぼ表題曲には「収録曲の欠片を散りばめる」と決めていて、 アルバムの総曲数やどんなお話が並ぶのかが決まるまで、動き出せない部分なのです。 今回、13曲のうち、物語は全部で8つだったので、綺麗にCメロで全て語られています。 (厳密には「fraus」と「リナリア~」「白き翼~」は同じ「森」ですが分けてます) そしてその分の絵を丸二日で全て書き下ろしたというのはもう語るまでもなく、笑。 動画、めちゃくちゃ頑張ったので是非聞いてください! それと、今回のアルバムタイトル「光」ですけど、元は「光」の予定ではなかったです。 今回のアルバム、「命」に関わる話が多い&しかも明るくないのが多い、ので 候補は「闇」だったんですが、タイトルしっくり来ず。 こうなったら、表題リンレンのキャラデザ書いてから決めよう!と思って書いてみたら 思いっきり光っぽくなったので、今回「光」になりました。 「流転」は今回、廻ってるものが多いから、ですね。 |
|
>02.古の賢者 | |
種別:新(賢者) 関連楽曲:- 今回のアルバムで初登場の物語になります。曲自体は昨年の12月くらいに作ったもの。 2019年は本当に楽曲がかけない年で、かいては捨て、かいては捨て、を繰り返しまくっていた 大スランプの年で、ホント楽曲を書くの色々諦めてたんですが、 その復活、ようやく出口が見えた時に書いた曲がこの曲です。 低音の響きで始まる曲がかきたいなーと思って、チェロから始めてます。 賢者さま=チェロ、少女=バイオリン、みたいなイメージはあったりなかったりです。 (2つの弦が掛け合うところはそこそこありますが、そこまで二人を意識はしてないかも) 今回のアルバムで、「花咲かぬ大地プラムリア」を除けば1曲目に登場した曲ということもあって お話があっちいったりこっちいったり、アルバムの根幹揺るがしそうになったり(?)、と 色々作詞時にあった曲ですが、良い感じのところに収まったかなと思います。 (根幹揺るがそうかな!と思って、これと対の曲考えてた時代もあるんですが、 その方向やめたので、対の曲の構想は、そのままそっ、、、とされてます) さて、この賢者さま、推定何歳なんだろうか??? そして少女はなんだかんだ旅の途中で賢者さま訪れてくれてたらいいなって思ってたりします。 |
|
03.魔女と絵描きのメモリア | |
種別:派生(シリーズ:メモリア&鳥籠) 関連楽曲:メモリア、魔女の少年(真紅の書)、 魔女の少年 -寂寞の二人-、海辺の町、少女二人(追憶の水) 「Story Box -追憶の水-」に収録した「海辺の町、少女二人」と逆サイドの話を描きたくなって書いた曲。 「海辺の町、少女二人」にて、メモリアリンに宣告した魔女(「メモリア」で出てくる魔女)が 「魔女と鳥籠」の魔女レンだということがまあまあ判明します。 今回の曲は「メモリア」の中で語られていた、「メモリアレンくんの記憶喪失への経緯」を 1曲にまとめました。とはいっても、魔女レン側の事情の話も入ってるので結構ボリュームがすごい…。 これは推測ですが、魔女レンは鳥籠リンちゃんに心救われてからは、 多分、人と争うようなことはしてなかったのではと思ったりしてます。 (それまでは、まあ「寂寞の二人」の通り・・・) だから、メモリアリンの行いに対しての報復を記憶を奪うに留めることにした。 魔女レンが望むのは、たった二人残された自分と鳥籠リンちゃんと穏やかに過ごせればいいのだから。 っていうこと踏まえて「魔女の少年」とか振り返ると結構しんどい。 メモリアレンも魔女レンも互いのリンのためならなんだって、っていう思考なので もうなんというか、歌を聞いてるだけで「おまえらーっ」となるので、 是非、見守ってやってください。自己犠牲がすぎる二人であった・・・。 |
|
04.fraus | |
種別:派生(シリーズ:森) 関連楽曲:アンジルフェータ・フォレイア(幻樹の森)、 アンジルフェータ・フォレイア -終焉の導者-(真紅の書)他 初めて「深夜の2時間DTM」に参加した時の楽曲。(その時はインストでした) そこからシングル「めぐりかえるもの」にて、「fraus」という正式タイトルが付き、 そして今回、曲尺がフルになりました。 「めぐりかえるもの」に収録していた時のサイズのままでもよかったのですが、 今まで、精霊の森で緑の守護に寄り添う悪戯妖精って、 実際どんな感じなの?というのがあまり表に出せてなかったので、かいてみました。 …クレディス張りに性格はよくないかもしれない、笑。 基本5拍子の曲で、最後のコーダ部分も実は5拍子です。 丁度今回のアルバムから、打ち込み環境をSONAR&MIDIキーボードとかにしてて 自由に拍子考えずに弾いた結果が、私自身も拍子を見失うという始末。 「創世の川 -Elnor-」にて、「宝とは」の言及がありますが、 今回は「イゼルカの風」以降ずっと言葉として出てきていた「剣」について少し。 ここらもまだお話足りてないので、もうちょっと話かきたいなー。 |
|
05.緋翠の剣Ⅱ | |
種別:派生(シリーズ:緋翠) 関連楽曲:緋翠の剣(真紅の書) ひすいis難産!!!!!というくらい、この曲相当苦労しました。 というのも、曲自体は3年前くらいからフル尺で存在してたくらいなのですが、 とにかく歌詞がかけない、辻褄があわない、コレジャナイ感がすごい。 「緋翠の剣」が作詞に1か月くらいかかってたと思うのですが、 今回のこの曲はホント3年かかりました・・・・・。 (らずりさんは作詞自体早いので、普段こんなにかかりません…) 最初に「緋翠の剣」を出して、それを聞いてもらった時に、色んな人から言われた 「剣を1つにしてよかったの??」の疑問へのアンサーをかこうと思ったのがきっかけです。 1つどころか、「剣」がこの世界に存在すること自体がよくないこと、という話に落ち着くとは 全然想像もしてませんでした、作詞はホント生き物です・・・。 仮名称は「rlr」。打ち込みした時の出だしの音が「レラレ」だったため。 「643」並みに「なんだそりゃ」っていう仮名称ですが、 続鳥こと「白き翼に寄り添うは」は「rdss」(ラドシシで始まるから)とかなので あれです、あとでフォルダ探すのがとっても大変、笑。 |
|
06.花咲かぬ大地プラムリア | |
種別:新(シリーズ:プラムリア) 関連楽曲:(本アルバムトラックの06~09) 元々、サークルが二人サークルだった頃に「すとぼとは違う、1枚完結の物語音楽をやろう」って 検討してた時に生まれた楽曲がこの曲です。 …1曲目にして、物語全体の起&結が明らかになってるので、その提案はお蔵入りに。 そして、シングル「めぐりかえるもの」にて、復活を遂げます。 なので、アルバム収録は今回のタイミングなのですが、楽曲の歴史自体は古くて、 「緋翠の剣Ⅱ」と同じような時期からあったんじゃないかと思います。 今回、プラムリアシリーズで4曲収録していますが、この曲だけで、 「世界が花に満ちる」まで読み取れるので、総まとめの曲だなとは思ってます。 私の作る物語音楽でよくあるパターン ①まず、世界観を表現する楽曲をかく ②その楽曲から派生して、色々掘り下げた楽曲をかく このパターン、すとぼにはとてもとても多いです。 前述「メモリア」とか、書いた当初は此処まで話が広がるとも、思ってなかったです。 この曲は①の楽曲、この後に②が続くことになります。 |
|
07.笛を吹く少年 -Lore- | |
種別:新(シリーズ:プラムリア) 関連楽曲:(本アルバムトラックの06~09) 「笛を吹く少年」、通称「fs」と呼び続けていた本楽曲。 「めぐりかえるもの」を作った後あたりに作った楽曲です。 「綴り行け、愛しき子よ」というコラボ曲があるのですが、 その時に「ベースを動かした曲は面白いぞ」みたいな話になりまして。 私の場合、細かい動きをする楽器が散りばめてるがために、 ベースが動くスキって全然ないんですが、この曲はそれを試してみた曲、になります。 …結果、ベースが動くと他のパート動かさなくなるんだなっていう学びでした、笑。 前奏は彼の笛をイメージしたソロです。 そして、少年の名前「Lore」は「ロア」と読みます。まんま「伝承」みたいな意味です。 花が存在しない世界で花を語り継ぐ、その使命に意味を見いだせないがために、ちょっとすれてる子。 そして段々、側にいる少女の語らいで少しずつ心を開いていく。 プラムリア組の旅の話とかもうちょっと書いてみたさあるなーーー ← |
|
08.花と舞う少女 -Flow- | |
種別:新(シリーズ:プラムリア) 関連楽曲:(本アルバムトラックの06~09) すとぼってホント長調の曲入らないんですが、正真正銘の長調が今、ここに! カスタネットとか使いたくて、今回使ってみてます。カスタネット、いいよね。 私は基本的に曲先で後で何の話にしようかなーと歌詞を考えていくことが多いのですが、 この曲はワンコーラスメロディ書いてから(コードもつけてなかったな、その時…)、 歌詞を全て書ききった気がします。 少女の名前は「Flow」で「フラウ」。「Flower」からとってます。 とにかく、ロアを引っ張って欲しい、それも良い方向に!という思いから 結構自由な子になったなあと思います。「楔の花」を見守る妖精の一人。 花の世界を取り戻したいし、ロアには笑って欲しいし、私も笑っていたいし、とそんな感じの子。 |
|
09.花咲く大地プラムリア | |
種別:新(シリーズ:プラムリア) 関連楽曲:(本アルバムトラックの06~09) 「#ぽかぽか春の鏡音まつり」にて、何か楽曲をかきたい!と半日くらいでワンコーラスを爆誕させた曲。 勿論、その時には「プラムリア」というお話がどこにいくか、は決めてなかったので 未来の自分が拾うだろう!とそれこそ自由に歌詞をかきました、笑。 それで、すとぼ収録に向けてフルコーラスをかこう!というところで、そこそこ難しく。 ロアとフラウの曲の中で、「何故、花がなくなったのか」って全然言及してないんですよね。 つまりこの曲でその話を盛り込む必要がある。 1曲で全て拾おうとしたのでちょっとわかりにくいかも。 前述「花咲かぬ大地プラムリア」が総まとめの曲、という話をしましたが、 この曲が「花咲かぬ大地プラムリア」に戻ってくるのもそういった観点からです。 今まで語られてきたお話は、語り部が謡うむかしむかしのお話、そんな思いを込めて。 |
|
10.リナリア -在りし日の願い- | |
種別:派生(シリーズ:森) 関連楽曲:白き翼に寄り添うは(真紅の書)、リーダリアの星(幻樹の森) 長調楽曲第2弾!そしてこの曲は「白き翼の君へ」を描いた後に生まれた曲です。 「白き翼の君へ」ではあまり細かい話を入れられていないのと、 今回のアルバムから聞いた人は本当に意味がわからないと思ったので。 改めてですが、この楽曲のリンちゃんと次曲に出てくるクレディスは同一人物です。 (この曲の後半で、姿変わってます) ※クレディスは「森」の糧となる人間を「森」へと誘う鳥 とにかく、感情的なところ掘り下げた話がかきたい!っていう思いが先行したので この曲は珍しく、本当に珍しいんですが、完全詩先です。 詩先で曲かけた試しほとんどないんですがかけました! 関連楽曲に「リーダリアの星」を入れてますが、この二人、今回のアルバムが初登場ではないのです。 実は「リーダリアの星」で月(リナ)に祈ってる子らが曲の後半で出てくるのですが その二人がこの二人です。 なお、「リーダリアの星」の動画を作る前ではその想定なかったので、動画も生き物… 「リナリア」はおなじみ(?)「ソルファーリナリア」から来ており、 当初「ソルファーリナリア」の言葉に意味はない、という話はした気がしますが、 ここでは「月を信仰するもの=リナリア」としています。 いつか「太陽を信仰するもの」も出てきたりするのかな・・・・・?かみのみぞしる。 |
|
11.白き翼の君へ | |
種別:派生(シリーズ:森) 関連楽曲:白き翼に寄り添うは(真紅の書)、クレディスの鳥(幻樹の森) 前述「リナリア」を描く前に書いていた楽曲。元はピアノ即興演奏曲になります。 前回アルバムでクレディス関連を全然入れられなかったので、 今回クレディス関連を入れたい&「リーダリアの星」の動画の件を拾いたい!という思いからの1曲です。 さっき書き忘れましたが、クレディスが人間の時の記憶がない、っていうのを 今まで明言出来てなかったので(「え」って驚かれたことがある)、それを「リナリア」で拾い、 その上での本曲は、もう、ね。でも書きたかったお話&構成なので満足してます。 「リナリア」もなんですが、結構音域が低くなってしまったので、ところどころ聞きにくいかもしれない。 基本的には自分が歌った時に楽に出せる最高音を軸に調を決めることが多いのですが、 この曲音域が広すぎて悩んだような気がする・・・・ 「リナリア」のところでたくさんかいたら、何をかけばいいやらわからなくなってきた!笑。 |
12.アナザーアリス -帽子屋と道化師- |
種別:派生(シリーズ:アナザーアリス) 関連楽曲:アナザーアリス(時)、 アナザーアリス -狂ったお茶会-(幻樹の森)、 「ようこそ、不思議の国の迷い子」が「アリス」ではなくて「J」っていう話。 「アナザーアリス」からJはずっとQに固執してるわけですが、それは何故?という話。 この話自体は、楽曲にするのは難しいなと思ってて、 数年前、いつか漫画をかこう!と思ってプロットだけ書いてそのままにしていたものです。 難しいな、って当初は思ってたんですが、楽曲になりましたね、笑。 内容もその時のプロットと大差なしです。 ・何故、JはQに固執するのか ・何故、JはJになったのか ・何故、Jはダージリンが嫌いなのか(笑) ・何故、ハッターはJを歓迎したのか あたりが、今回明確になってるかなと思います。 J、J、、、ってかいてると紛らわしいですけど、「Joker」と「Jack」のことです。 ジャケット絵のJの瞳の色が虚ろってるのは、「Joker」と「Jack」の狭間にあるから。 多分、素は「Jack」の面なんだろうけど、スイッチ入ると「Joker」モードになるんだろうなやつは。 あとこの話までの時系列は、セカイの創まり→この曲→アナザーアリス→狂ったお茶会。 |
13.Die Reise ohne dich |
種別:派生(シリーズ:シリーズ) 関連楽曲:Ende der Reise(初代)、Reise mit Ihnen(時) シリーズのシリーズがシリーズっていうの、めちゃくちゃわかりにくいですけど、 初代すとぼにて連曲になったのこの曲だけで、その当初はここまでアルバム続くと思ってなかったので、 すとぼの原点たるシリーズものはこのREISEになります。 そしてこの曲、実はかく予定がなかった曲、でした。というのも、次のシリーズは長調かきたかったのです。 前奏とAメロだけかいて、4年くらいは放置してしまっている。長調書くのそんな得意じゃなく。。。 ただ、それが理由で数年シリーズリンレンをかけてないの、私がいい加減嫌だったので、今回書きました! ピアノ曲かきたかったので、ピアノベースの曲!好きを詰め込んだ!!!! 話は「Reise mit Ihnen」にて、氷の城を抜け出した直後の話です。 RMIで「足を踏み外したシリーズリンが最後レンを助けることができたのはなぜ」のアンサーも兼ねて。 シリーズリンが思い馳せてるのはRMIで、シリーズレンが思い馳せてるのはEdRです。 EdRにて、宝を守る魔物を前にして倒れていたシリーズリンを見て、 別の道を歩んだことをシリーズレンは後悔したのではと。 勿論その時はシリーズリンと同じ道を歩めるだけの勇気もなければ、 そもそも目的が違う旅なのだから、という前提もありはしたけれど。 お互いがそこそこ危険な目にあって、一歩間違えたらそれは永遠の別れだったわけで それを少しだけ想像したら、そしてそうならないように、強くなろうと。 初代すとぼからの付き合いのシリーズの二人、ということもあって、 曲作りながら何度も何度も涙ぐんだり、泣いたり、ああ、やっぱり私この二人が好きなんだなあって。 コーダ部分はリンは「Ihre Reise」、レンは「Ende der Reise」のメロディを歌ってます。 |